鬼瓦工房 鬼義とは

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●プロフィール:塚越久義(つかごしひさよし)
23歳からこの鬼の道を歩み始める。
30歳から埼玉県深谷市を拠点に活動する鬼瓦職人で2026年現在46歳。
江戸時代からの歴史を持つ伝統技法を継承しながら、現代の住空間や感性に寄り添う「新しい鬼瓦の在り方」を追求しています。

経歴・活動状況
2011年地場産業である瓦の産地の深谷市に鬼瓦工房「鬼義」を設立。
寺社仏閣の修復や伝統的な家屋の鬼瓦制作に従事する傍ら、インテリアとしての鬼瓦ブランドを展開。
深谷市に日本煉瓦工場があったことから地元深谷産の粘土でレンガの製品も制作しています。

地元の伝統工芸を次世代に繋ぐため、ワークショップや製作体験を精力的に開催。

主な受賞歴・展示
2018年埼玉県伝統工芸士を受賞
瓦の伝統産業活性化に貢献する国立新美術館などの展示会へ出展。

「鬼を身近に」をテーマとして飾れる鬼瓦や表札など実用的なものを制作しています。

●鬼瓦の考え方:本来屋根の高い所は神聖な場所として神が宿ると信じられており、屋根の棟端を飾る習慣がありました。
この考え方は空や太陽、星や月、高い山の頂上、大木の先端などを神聖な場所としてうやまい、大切にしてきた日本人の心そのものです。

作品に込める想い:祈願、厄払い、福を呼ぶ、子孫繁栄、家の守り神
「鬼瓦は屋根の上で睨みを利かせているだけの存在ではない。
『人の想い』これが私の制作の根底にある想いです。

鬼瓦は、単なる装飾ではなく家族を災いから守り、繁栄を願う人々の祈りの象徴であり、思想を形にして守り続けてきた職人芸そのものです。私はその伝統を受け継ぎ、人々の思いを形にしています。現代の生活の中でつい手を触れたくなるような、温かみのある造形を目指しています。

●制作におけるこだわり
手仕事の「呼吸の気」: 一つひとつ手作業で粘土を叩き、粘土を盛り、ヘラで削り出すことで、機械には出せない表情の深みを生み出します。そして手から粘土へ陽と陰の気を流し込みます。

いぶし銀の美学: 独特の重厚感を持つ色を塗らない煙でいぶす「いぶし銀」の質感を追求し、経年変化すらも楽しんでいただける仕上がりを大切にしています。

世界観と背景:深谷の土、職人の歴史、そして未来へ
私の世界観を形作っているのは、深谷という土地が持つ豊かな風土と、先人たちが積み上げてきた技術への敬意です。

影響を与えているモノ: 古くから深谷の建物を支えてきた「煉瓦」や「瓦」の文化。歴史ある建造物の細部に宿る職人の意地や遊び心に、常に新しいインスピレーションをもらっています。

創造の源泉: 「伝統とは、形を変えずに受け継ぐことではなく、時代に合わせて進化し続けること」という信念。厳しい表情の中にもどこか愛嬌のある鬼の表情は、人々の暮らしに寄り添いたいという私の願いそのものです。

「鬼義」の作品を手にした方が、ふとした瞬間にその造形を眺め、心の安らぎや強さを感じられること。そんな「目に見えるお守り」としての信頼感を、一つひとつの作品に込めています。

鬼義では鬼瓦を屋根の上に設置することも大切ですが、下でも見れる身近な鬼瓦として置物の新築祝いや退職祝い、自分のお家、会社の表札などに設置したい方に向けて製品を制作しています。

最近何かに集中してやることが少なくなった、鬼に興味がある、制作してみたいという方に向けても、埼玉県伝統工芸士による子供から大人まで出来る粘土の型抜き体験、大人向け家紋や表札造り体験、鬼瓦造り体験を提供しています。

鬼瓦を見上げる鬼より下で見れるをモットーとして身近に感じる鬼瓦へと普及に努めています。

最近では表札や名入れ鬼瓦を一軒家での屋根、門柱や壁だけでなくお家の壁や中でも飾れる方も増えてきて、要望に応えられるように制作しています。

いつも鬼瓦をみるお客様にこれは型なんでしょう?という言葉に胸が痛いですが何度も繰り返し説明し型と手作りの違いを説明しています。もちろんお土産品などは型にしないと価格が高くなってしまうので原型を自分で作り型を使用しています。

そんな中身近に感じて頂けるように体験教室を通じて瓦文化を伝えていけるように努力しています。

深谷煉瓦について

鬼瓦と同時にレンガの街であった深谷市に深谷煉瓦を復活させるための活動もしています。

まずは私の活動している七ツ梅酒造跡をレンガの風景にすることを目標としています。

現在ではレンガ造り体験も実施しています。